(コンティンジェンシープランとは、事故や災害など非常事態が発生した場合に備えて、対応策をまとめた計画のこと)

ストレスチェック制度の目的は、メンタルヘルス不調(以降、うつ病)にならないようにすることです。つまり、一次予防です。

確かにストレスチェック制度は一次予防に貢献しますが、一次予防の一部であることを理解して、ストレスチェックではカバーできないことは、職場独自の取組みが必要だと思います。

(ちなみに二次予防は、うつ病従業員の早期発見と早期治療です。3次予防は、うつ病休職者の職場復帰のための行為です。)

一次予防のリスクマネジメント視点で見ると、ストレスチェックは、高ストレス者に気づき面接指導するという対応策(コンティンジェンシープラン)のトリガーにあたります。

これは素晴らしい事ですが、問題はストレスチェックが年に一回ということです。

そのため職場の日常として、うつ病の発生リスクを軽減するコンティンジェンシープランのトリガーを例えば、「よく眠れない」が一週間連続。に定めて、この状況になったら、相談室に行くとか、上司に相談するとかのコンティンジェンシープランを実行する。という職場独自のルールを設定するのが良いかもしれません。

株式会社ストレスマネジメント実践研究所 北尾一郎
<うつ病のない日本の職場を目指して、プロジェクト成功と職場メンタルヘルスの両立に貢献します>

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