ストレスチェック制度の集団分析は、仕事のストレス判定図を使うのが一般的です。
ストレスチェック(職業性ストレス簡易調査票)の質問項目の中から健康との関連が認められている
1.仕事の量的負担、2.仕事のコントロール、3.上司の支援、4.同僚の支援の
4つのストレス要因について職場の平均値を求め、全国平均と比較することができます。

・仕事の量的負担(全国平均:8.7)
・仕事のコントロール(全国平均:7.9)
・上司の支援(全国平均:7.5)
・同僚の支援(全国平均:8.1)

これらの情報から自分の職場の結果と全国平均値を比較して、全国平均よいも高い、低いと
いうことがわかります。

また、隣の職場の結果と比較して、隣の職場よりも高い、低いということがわかり
もし、隣の職場の数値がよければ、隣の職場の職場環境になにか良い事があるのではないか
と調べることができます。

もっと詳細に職場環境改善のヒントを見つけようとしたら、仕事のストレス判定図でグルーピングされた
平均点よりも、ストレスチェックの質問項目をひとつひとつ見ていくのがよいかもしれませんね。

■仕事の量的負担
・非常にたくさんの仕事をしなければならない
・時間内に仕事が処理できない
・一生懸命働かなければならない

■仕事のコントロール
・自分のペースで仕事ができる
・自分で仕事の順番・やり方を決めることができる
・職場の仕事の方針に自分の意見を反映できる

■上司の支援
・上司はどのくらい気楽に話ができますか
・あなたが困った時、上司はどのくらい頼りになりますか
・あなたの個人的な問題を相談したら、上司はどのくらいきいてくれますか

■同僚の支援
・同僚はどのくらい気楽に話ができますか
・あなたが困った時、同僚はどのくらい頼りになりますか
・あなたの個人的な問題を相談したら、同僚はどのくらいきいてくれますか

こっちの方が、具体的な職場環境改善のヒントが見つかるかもしれません。

株式会社ストレスマネジメント実践研究所 北尾一郎 <うつ病のない日本の職場を目指して、
『過剰ストレスに頼らず、成長を実感しながら、目標を達成する職場づくり』に貢献します。>

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