健康いきいき職場づくりフォーラムなどでは、職場のポジティブメンタルヘルスがメンタルヘルスの新潮流だと言われています。

職場のポジティブメンタルヘルスとは、ワーク・エンゲイジメント(仕事に誇りややりがいを感じ、熱心に仕事に取り組み、仕事から活力を得ている状態)に注目したメンタルヘルス対策です。

確かに、これまでのような長時間労働の削減や制限、相談対応体制整備などに比べてポジティブですが、

このポジティブメンタルヘルスを概念ではなく、有効なメンタルヘルス対策にするには、職場での信頼感、相互理解、助け合いの強さといった職場のソーシャルキャピタル(社会関係資本)をどのように活用するかが重要です。

そのヒントが、ポジティブ・アプローチにあります。

ポジィティブ・アプローチは、組織や人の強みや価値に焦点をあてて、その強みの連携を生み出すことで、より高い成果を生み出したり、人々の夢や組織のありたい姿を描くことから目的・目標・アクションプランを導きだします。

ところで、ポジティブメンタルヘルスで、ストレス要因のトップ3である職場の人間関係の問題、仕事の質の問題、仕事の量の問題は解決できるのだろうか。と疑問を持ちます。

私は、問題解決型アプローチとポジティブ・アプローチの両面から職場メンタルヘルス不調の未然防止に取組みます。

株式会社ストレスマネジメント実践研究所 北尾一郎
<うつ病のない日本の職場を目指して、プロジェクトの職場環境改善に貢献します>