働き方改革には、厚生労働大臣を本部長として設置された「長時間労働削減推進本部」があり、<働き方改革取組事例>を紹介していました。

「会社の目指す「社員の幸せ」のため、長時間労働の抑制、年次有給休暇の取得の促進、人材の確保に取り組み、ワーク・ライフ・バランスを充実させる。」

これは事例の一つですが、
方針や制度で長時間労働を抑制しても、業務がなくなるわけではありません。

働き方改革は、長時間労働に頼らず労働生産性をあげることを会社全体で考えなさい。という問題提起だと捉えています。制度を補完する組織開発の人間的側面、業務、技術へ目を向けないと、働き方改革の懸念点(結局、家に持ちかえるだけ)が危惧されます。

「管理職から働き方を変え、早く帰ることが大切」だと、偉い人たちに言われて、そのためにどうするか。を職場の管理職が一生懸命考えて、早く帰れない。

ちょうど、ストレスチェック制度の集団分析結果を受け取った管理職がどのような職場環境改善をしたらよいのかわからず、真面目な管理職がストレス過剰になるのと似ているなと思いました。

結局、職場の長時間労働やメンタルヘルス問題を解決するのは職場の管理職。職場の管理職を支援したいと思います。

株式会社ストレスマネジメント実践研究所 北尾一郎
<うつ病のない日本の職場を目指して、メンタルヘルス不調の未然防止に貢献します。>

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