メンタルヘルスのラインケアを振り返る機会があり、改めて「部下に関心を持つ」ことの大切さを考えました。

ラインケアは、労働安全衛生法に基づく「労働者の心の健康の保持増進のための指針」により義務づけられた「4つのメンタルヘルスケアの推進」の一つです。

他の3つは、
・セルフケア
・産業保健スタッフによるケア
・事業場外資源によるケア
です。

ラインケアは管理監督者の役割であり、以下の内容です。
・職場環境等の問題点の把握と改善
・「いつもと違う」部下への気づきと対応
・部下からの相談への対応
・メンタルヘルス不調の部下の職場復帰への支援

これらの内容を見ていきながら「部下に関心を持つ」ことの大切さを考えました。一方で、日ごろから部下に関心を持ち、話しやすい関係や雰囲気づくりは、職場によくある「大切なことはわかっているけど、出来ていない」に属しないのか気になりました。

では、どうすれば大切なことが出来るようになるのか。

視野を広げてメンタルヘルス問題から職場全体の課題として捉えると良いかもしれません。考えてみてはどうでしょうか。

・「部下に関心を持てなかった場合」職場運営のマイナスのリスクは何だろう。
・どうすれば「部下にもっと関心を持つ」ことができるのだろうか。
・「部下にもっと関心を持った場合」職場運営のプラスのリスクは何だろう。

難しいですね。難しいけど、「日ごろから部下に関心を持ち、話しやすい関係や雰囲気づくり」が大切な事だとわかっているのだから、出来るようになりたいですね。

株式会社ストレスマネジメント実践研究所 北尾一郎(PMP、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント、心理相談員)
<うつ病のない日本の職場を目指して、「社員がいきいき活躍し成長する職場」の実現を全力で支援いたします>

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