日本自律訓練学会に参加しました(9月16日~18日、筑波大学)。

自律訓練法は、医療や心理相談の場面だけでなく、健康・教育・産業・スポーツなど、幅広い領域で80年以上活用されてきました。(オリンピック選手のメンタルトレーニングに自律訓練法が活用されている話は有名ですね)

このスキル(心身が落ち着いている状態を作るコツ、ぼんやりとした注意ができるコツ)を段階的に習得すると、

日常においては、心身のコンディション(特に過緊張)を調整して、自分にとってちょうどよい活性度(活気)とちょうどよい安定度(リラックス)になります。

また、スポーツの試合の場面、仕事のプレゼンやトラブル対応などの緊張する場面では、もうひとりの自分が他人ごとのように自分を見守る(アドバイスすることもなく、肯定も否定もせず、おばあちゃんが微笑みながら見守るように、ただ見守る)ことができ、本来パフォーマンスの発揮を可能にします。

今回の学会に参加した目的は、自律訓練法のスキルを習得して自分が活用すること、そして、教えることができるようになることです。

自律訓練法は空手や茶道のように「決まった型」があって、極めようとすると奥深いです。
でも、「標準の型(第二公式まで)」なら比較的簡単に習得でき、80%程度の効果を期待できるので、私は、「標準の型(第二公式まで)」のトレーニングをしばらく続けて(1回2分程度+簡単な記録、1日3回、なので継続が苦手な私でも続けられそう)効果を実感したら、希望する方に伝授しようと思います。

私の心身のコンディション、緊張する場面でのパフォーマンスがどのように変化するのか、ちょっと楽しみ。

株式会社ストレスマネジメント実践研究所 北尾一郎
<うつ病のない日本の職場を目指して、健康経営の実践に貢献します>

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